ANAは、エコノミークラスの予約クラスに関係なく
プレミアムエコノミーへアップグレードができる入札サービス「Bid My Price」があります。

Bid My Priceが導入される前は、上級ステイタス(ダイヤ、プラチナ)、またはSFCなら
当日、空席があれば無料でプレミアムエコノミー(プレエコ)への無料アップグレードがありました。

上級ステイタスやSFCがなくても
誰もがプレミアムエコノミーへアップグレードできる入札制度のBid My Price

ANAのSFC歴が長く、無料アップグレードで何度もプレミアムエコノミーを利用しました。

食事はエコノミークラスと同じですが、デザートがあり、座席が広く快適。
ただ、窓側、真ん中の席は、通路に出るときは通路側の方に気を使う必要があり
深夜便などは、エコノミークラスの通路側の方が快適なことも。

入札制度は、一定の金額を入札することで、プレミアムエコノミーにアップグレードできるという魅力的な制度です。
案内のメールが届くと、入札の仕組みや注意点があり、お得?と悩みますよね。

ANAプレエコへアップグレード入札制度の仕組みとお得な使い方、よくある悩みや疑問点について、注意点などを解説し、みなさんの悩みを解決したいと思います。


Bid My Priceとは?

ANA
エコノミークラスのどの予約クラスからでもプレミアムエコノミークラスへのアップグレードを入札できるサービス。
  • 対象者
ANAウェブサイトにてエコノミークラス有償航空券を購入
かつ出発7日前に案内メールが送られた人がBid My Priceを利用できます。

航空券購入をANAウェブサイトからの方のみと分かりますが
案内メール送付の条件は不明(公表されていません)。

空席状況から、予約クラス、ANAのステイタスなどが優先順位と予想できますが
今回、ダイヤモンドサービスメンバー10年目で予約クラスSで案内が来ました。
もし、同じ便で予約クラスが高い人に案内がなければ、ステイタス優先と分かりますが
条件は不明です。
  • エコノミークラス有償航空券
旅程開始国が日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピンのいずれかアップグレード対象路線
  • 注意点
アップグレード先のプレミアムエコノミーの座席は指定できません
(空席状況によっては、出発時刻の24時間前からオンラインチェックインにて座席の変更が可能な場合もあります)
・エコノミークラスで隣席を予約された場合でも、アップグレード確定後の座席では隣席の保証はありません。
マイル積算、ANAプレミアムポイント積算、および行程の変更可否は入札前に購入した航空券に適用
・アップグレードへの入札は、Bid My Price案内メールで指定されるフライトのみが対象。
・同一予約で複数名申し込んでいる場合、案内メールは代表者の方に送付。同一予約内の全員が対象となり、合計金額には全員分の必要な税金・手数料などが含まれます。
・同一予約内に複数の対象便がある場合、1通のメールですべてのフライトへの入札が可能。複数ある対象フライトから希望のフライトのみ入札することも可能。
・アップグレード未確定かつ出発2日前(48時間前)までは、入札内容の変更・取り消しが可能。
・入札のタイミングによって出発48時間前以前にアップグレードが確定することがあり、その場合はアップグレード確定時点から変更・取り消しは不可。
・アップグレード確定後は、変更・払い戻しおよびマイルやポイントを利用してのアップグレードは不可。

プレミアムエコノミーとは?

ANA
飛行機の旅に慣れていないと
普通はエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスは知られていますが
プレミアムエコノミー(プレエコ)とは?

プレミアムエコノミーは、エコノミークラスとビジネスクラスの中間に位置するクラスです。
エコノミークラスと比べると、シートの座面幅やリクライニング幅が大きく、足元のスペースも広くなっており、快適な旅を楽しめます。
特に、長距離フライトの際には、プレミアムエコノミーの広いシートや快適な設備で疲れを癒すことができます。
プレミアムエコノミーは、ビジネスクラスには手が届かない方でも、快適な旅を楽しむことができるクラスです。
また、ANAラウンジを利用することができるなど、ビジネスクラス並みのサービスを受けることができる点も魅力的です。



  • プレミアムエコノミー優先手荷物
手荷物カウンターで<PRIORITY>の優先手荷物タグが付き
受け取りの際には、優先的に手荷物がでてきます。
  • ラウンジ
ANAラウンジが利用できます。
  • 座席
B787の場合、プレミアムエコノミーのシートピッチ(座席間隔)は約97cm、座席幅が約49cmと足元にも幅にもゆとりがあります。
リクライニングシートで、リラックスできるレッグレスト、も付いています。
尚、エコノミークラスの座席間隔は86cmで差は約11cm

深夜便など、リクライニングの角度は大きくレッグレストがあり快適な旅が楽しめます。
  • 機内食
ドリンクは、通常のエコノミークラスのメニューに加えてシャンパンなどのビジネスクラス提供の飲み物。

機内食はエコノミークラスと同じで、食後にビジネスクラスのデザートが付きます。
ただ、ビジネスクラスの混み具合もありますが
食事のトレーが片付けられて暫く待つことになることが多いです。
  • アメニティ
スリッパ、靴べらが座席に用意されています。
客室乗務員に言うと、歯ブラシセット、アイマスク、耳栓、ポケットティッシュのアメニティグッズ。

Bid My Priceはお得?メリットとデメリットは?

気になる入札金額は?
1円から始まりません!入札金額は20,000円~50,000円の幅が多い。
ANA
入札金額が分かれば、お得なの?
単純にエコノミークラスとの料金差が50,000円以上ならお得!

成田からシンガポール路線の例で言えば
50,000円以上の差なので、お得と言えばお得です。
ANA

長距離フライトで、プレミアムエコノミーの広いシートで旅を楽しむのには
20,000円でアップグレードできればお得!


案内メールの条件は公開されていませんが、入札条件は?

ANAのサイトにあり
『アップグレードは入札額の高いお客様より順に確定いたします。複数のお客様より同額で入札をいただいている場合は、ご購入された航空券の予約クラス、ANAマイレ-ジクラブの会員ステイタス、入札実行日時の優先順位に基づき、アップグレードを確定いたします。』
案内メールを受信したら、アップグレードしたいなら早めに入札する方が良いです。

ただ50,000円なら?
東南アジア路線なら航空運賃と変わらなく、もう1回乗れる入札額は悩ましいです。

SFCやプライオリティパスがあればラウンジは利用でき
かつSFCなら優先手荷物のタグが付きます。



また長距離フライトなら、お化粧室に行くこともあると思います。
お隣がリクライニングを倒してレッグレストを出して寝ていると通路にでるのは辛く
座席指定ができないのが残念

もともと低い予約クラスの航空券で海外旅行を楽しみ
ANAのステイタスやSFC取得でエコノミークラスでも良いのなら
有償のアップグレードは、あまり魅力を感じられない。

個人的に、搭乗目的やフライト時間、時間帯にもよりますが
20,000~30,000円で入札してアップグレードできれば良いと考え
最低入札金額で、アップグレードの結果を待つのが良いと思います。

ステイタスがダイヤモンドならアップグレードポイント利用

もしANAのステイタスがダイヤモンドサービスメンバーなら

国際線(ANA便名で予約した場合のみ)の搭乗便で当日空席があり、アップグレードの要件(上位クラスの座席、食事など)が整った場合に限り、アップグレードの対象とならない予約クラスで購入の場合でも、2倍のアップグレードポイントでアップグレードできます。
*予約クラスがHクラスなら通常のアップグレードポイント数

リゾート・東南アジア・南アジア路線(ホノルル、シンガポール、インド、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ミャンマー、カンボジア)の場合、アップグレードポイント数は?

エコノミークラスからプレミアムエコノミーは4アップグレードポイント。
当日に空席があれば8アップグレードポイントでアップグレードが可能

余ったアップグレードは1ポイント=1,000SKYコインに交換と考えれば
8,000円でプレミアムエコノミーにアップグレードできます。



ダイヤモンドサービスメンバーでなくても
アップグレード可能の航空券購入しているのなら
アップグレードポイントの方が、SKYコイン交換と比較するとお得です。

まとめ

ANAのプレミアムエコノミーへアップグレード入札制度の仕組みについて
解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

航空券の高騰もあり
エコノミークラスとプレミアムエコノミーとの差額が大きく
案内メールが届けば、入札有無は個人の考えがそれぞれあります。

マイル積算は対象外の点もありますが
差額より入札額が低く
ビジネスクラス並みのサービスを受けることができる
プレミアムエコノミーへのアップグレードは、お得です。

Bid My Priceでのアップグレードは
目的やフライト時間、時間帯と入札金額で検討してみてください。



スポンサーリンク