猫好きにとっては“聖地”ともいえる東京・世田谷の「豪徳寺(ごうとくじ)」。
SNSで見た「猫だらけの写真」に惹かれて訪れた豪徳寺。
招き猫がずらりと並ぶ「招猫殿」で知られるこのお寺ですが、実は猫だけじゃない!
美しい仏殿や三重塔、井伊家の墓所、風情ある山門や梵鐘など、歴史と建築が織りなす見どころも満載なんです。
この記事では、猫を愛してやまない僕が、豪徳寺の魅力を余すことなくレポート!
アクセス情報もあわせて、これを読めば“猫以上”の癒し旅が叶います。

豪徳寺とは?
豪徳寺は、東京都世田谷区にある臨済宗の名刹で、正式名称は「大渓山 豪徳寺(だいけいざん ごうとくじ)」。
その歴史は古く、室町時代に世田谷城主・吉良政忠が創建した「弘徳院」という寺が前身とされています。
江戸時代に入り、彦根藩主・井伊直孝(いいなおたか)がこの地を訪れた際、ある白猫に招かれて寺に入ったところ、雷雨を避けることができた…という逸話からこの寺に深く帰依するようになります。
その後、弘徳院は井伊家の菩提寺として改められ、現在の「豪徳寺」となりました。
この“猫が福を招いた”という伝説こそが、豪徳寺が招き猫発祥の地として知られるようになった由来です。

つまり、豪徳寺は単なる猫スポットではなく、由緒正しい歴史と武士の信仰、そして“猫と人との物語”が息づく特別なお寺なんです。
豪徳寺は猫だけじゃない!見所満載
「猫だらけの写真」に惹かれて訪れた豪徳寺。
でも、歩いてみたらそこには猫だけじゃない、歴史と自然が調和した“特別な空間”が広がっていました。


- 圧巻の「招猫殿」〜猫たちの祈りが並ぶ場所〜
境内の一角にある「招猫殿」には、願いを込めて奉納された無数の招き猫たちがずらり!
どの猫も表情があって可愛らしい。
豪徳寺の中心に位置する「仏殿」は、重厚感ある木造建築。
内部にはご本尊である釈迦如来像が安置されていて、静かな時間が流れています。
猫たちを眺めたあと、心を落ち着けるのにぴったりな場所です。

- 「地蔵堂」〜やさしさに包まれるような空間〜
境内にはひっそりと佇む「地蔵堂」もあり、子どもや旅人を見守るお地蔵さまが祀られています。
小さなお堂ながら、温かな雰囲気が漂っていて、ここでもそっと手を合わせたくなります。

- 「法堂(はっとう)」〜説法の場としての静けさ〜
僧侶が説法を行う法堂は、落ち着いた色合いの堂々たる建物。

- 「三重塔」〜干支に猫がいる!?珍しい塔〜
「三重塔」は、境内でひときわ目を引く存在。

実はこの塔には干支の彫刻が施されており、なぜか“猫”もいるんです。
干支に並び猫が…?と驚きつつ、猫好きにはたまらない“隠れ見どころ”です。

- 「梵鐘(ぼんしょう)」〜時の音に耳を澄ませて〜
境内の一角にある梵鐘は、静寂の中に響く「時の音」。

- 「山門」〜くぐると気持ちが切り替わる入口〜
立派な「山門」は、まさに“聖域への入り口”。
重厚な木造の門をくぐると、街の喧騒がすっと遠のいて、別世界に入ったような感覚になります。


- 「赤門」〜井伊家ゆかりのシンボル〜
「赤門」は、その名の通り真っ赤な色が印象的。
これは井伊家の象徴である“赤備え”にちなんだもので、歴史的にも大きな意味を持っています。

アクセス
・東急世田谷線「宮の坂駅」から徒歩約5分
・小田急線「豪徳寺駅」から徒歩約10分
はじめてなら、石門から!
石門から山門に至る山道の松並木は、野鳥が飛び交う奥深い森林もまた見所です。
石門から山門に至る山道の松並木は、野鳥が飛び交う奥深い森林もまた見所です。

ローカルな電車旅も楽しく、境内の散策には1〜2時間程度が目安です。
のんびり歩くにはちょうどいい広さなので、天気の良い日がおすすめ!

近くには世田谷八幡宮や世田谷城跡などもあり、世田谷の下町散策コースとしてもおすすめです。
>世田谷の散策コースとしてお勧め!世田谷八幡宮
まとめ

豪徳寺は、可愛い招き猫に癒されるだけでなく、歴史ある建物や静寂に包まれた自然、そして心がふっと軽くなる空気感が魅力の“心のオアシス”でした。
猫好きの方はもちろん、都会の喧騒に疲れた人にも、ぜひ訪れてほしい場所です。
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