浦島太郎が乙姫様から玉手箱と一緒に授かった龍宮伝来浦島観世音像が安置されている慶運寺(けいうんじ)

日本昔話の浦島太郎は、日本全国に150か所以上もゆかりの地があり横浜市の神奈川区周辺もその一つ。

神奈川区浦島丘に観福寿寺(かんぷくじゅじ)という寺院があり、浦島太郎伝説にまつわる観音像が祀られており「浦島寺」と親しまれていました。

慶応3年(1867年)神奈川大火により類焼してしまい、慶運寺と合併して観音像や遺品の一部を引き継ぎ

慶運寺は「浦島寺」「うらしま寺」と呼ばれるようになり、地元の人々に親しまれてきました。

龍宮伝来浦島観世音像は、安置されている浦島観世音堂の小窓からいつでも見ることができます。

横浜駅からある事もできますが、横浜の隣駅(東神奈川駅)から徒歩5分ほどの場所にあり

定番の横浜観光スポットではなく、珍スポットとして訪れてみては如何でしょうか。


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慶運寺(うらしま寺)

慶運寺は、神奈川県横浜市神奈川区にある浄土宗のお寺で、室町時代の文安4年(1447年)に開かれた古刹。

山号は吉祥山(きっしょうざん)、本尊は阿弥陀如来。

横浜開港当時、フランス領事館と使われていたこともある、少しユニークな歴史ですね。
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決して広くないない境内に本堂と観音堂があるだけですが
小窓から龍宮伝来浦島観世音像を見れるのため、訪れる人は少なくないです。
  • 手水舎
手水舎は「うらしま寺」だけに亀がモチーフ。
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  • 本堂
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扁額「光照殿」
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  • 浦島観世音堂
龍宮伝来浦島観世音像が安置されている観音堂。
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小窓から観音像を見ることができます。
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1995年横浜市重要文化財として指定を受けた、亀の甲羅に観音菩薩様が乗った龍宮伝来浦島観世音像。
左に乙姫像、右に浦島太郎像。
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※12年に一度、子年のみご開帳されます。

アクセス

・住所
​神奈川県横浜市神奈川区神奈川本町18-2​

・最寄駅
JR・​京急線「東神奈川駅」から徒歩約5分

・拝観時間
9:00~17:00



「神奈川宿歴史の道」のルートにあります。
天気の良い時、散策として横浜のうらしま伝説に触れてみませんか。
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まとめ

日本昔話の浦島太郎は、日本全国に150か所以上もゆかりの地があり横浜市の神奈川区周辺もその一つ。

神奈川区の慶運寺には、乙姫様から玉手箱と一緒に授かった龍宮伝来浦島観世音像が安置されています。

横浜観光は、にぎやかなイメージですが、静かな神奈川宿の下町を散策して昔話に触れられる場所です。


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