神奈川県相模原市にある、ちょっと変わった伝説を持つ新田稲荷神社(しんでんいなりじんじゃ)と
その境内にある「呼ばわり山」を紹介します。

地域を見守り続けてきた由緒あるお稲荷様と
不思議なご利益で知られる小高い丘。

宇宙探査機「はやぶさ」との意外なエピソードも飛び出す
相模原のパワースポットへ訪れました。


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新田稲荷神社の由来

新田稲荷神社は、江戸時代の文政元年(1818年)に、この地域の鎮守(ちんじゅ)として建立。
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現在の相模原市中央区あたり
当時は「淵野辺新田」と呼ばれた新田開発の集落を見守る存在でした。

ご祭神は倉稲魂命(うがのみたまのみこと)で
食物や五穀豊穣、商売繁盛の神様で、稲荷神社の主祭神。

新田開発によって生活が始まった村人たちの心の拠り所として
五穀豊穣と地域の平安を願って祀られました。

静かな境内には、時代を超えて地域の人々の暮らしを見守り続けてきた
穏やかで厳かな空気が流れています。
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新田稲荷神社の不思議な小丘「呼ばわり山」

新田稲荷神社の境内に入ると、本殿の脇にひっそりと佇む小高い丘があります。

これこそが、相模原市登録史跡にもなっている、伝説のパワースポット「呼ばわり山」です。
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  • 迷子・行方不明者が必ず見つかる!?
「呼ばわり山」の最大の魅力は、その名前の由来にもなった
人探し・探し物にご利益があるという信仰です。

昔、この相模野一帯は広大な原野でした。
草木が生い茂り、方向感覚を失って迷子になったり
行方不明になったりする人が後を絶たなかったと言います。

そこで、人々は土を盛ってこの小丘を築き
人探しにご利益があることで知られていた今熊野権現社(現:今熊神社)を
武蔵国多摩郡川口村(現在の八王子市)から勧請し、祠を建てました。
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迷子や行方不明者が出たとき
この山に登り、鐘や太鼓を叩きながら「迷子の迷子の誰それや~い」と
大声で呼ばわると、生きている限り必ず見つかる、と信じられていました。

昔の人々にとって、この「呼ばわり山」は
不安な心を抱えて探し物をするときに
最後の頼みの綱となる「信仰の場所」だったのです。
  • 現代のエピソード:「はやぶさ」帰還の願掛けの地
現代では、「呼ばわり山」は意外なエピソードでも注目を集めました。

小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星リュウグウへ向かう途中
通信が途絶え、消息不明になったことがありました。

当時、「はやぶさ」プロジェクトのリーダーを務めていた
JAXAの川口淳一郎教授が、この呼ばわり山に毎夜訪れ
「はやぶさ発見」の祈願を続けたそうです。

その結果、「はやぶさ」は無事に再起動し
地球へ感動の帰還を果たしました。

このエピソードから、「呼ばわり山」は
現代の「探し物・願いが叶うパワースポット」として
静かに、そして熱く注目を集めています。

アクセス情報

淵野辺駅から徒歩圏内にあるので、散策がてら訪れてみるのもおすすめです。

・名称:新田稲荷神社(しんでんいなりじんじゃ)
・所在地:神奈川県相模原市中央区共和1-1867-2
・アクセス:JR横浜線「淵野辺駅」南口から徒歩約10分 
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さいごに

昔ながらの信仰と、現代の宇宙開発ロマンが交差する「新田稲荷神社」と「呼ばわり山」。

もし、あなたが大切な何かを探しているなら
一度足を運んで、山の上から力強く心の中で「呼ばわって」みてはいかがでしょうか?
きっと、新しい発見や良い知らせが届くかもしれませんね。




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