広大な芝生が広がる根岸森林公園の隣、3つの巨大な塔を持つその姿は、まるで中世ヨーロッパの城塞。

その正体は1930年(昭和5年)に建てられた日本初の本格的競馬場「根岸競馬場」の観客席。

かつてはその眺望のよさや豪華な内装で東洋一とも評されたそうですが、現在は立ち入り禁止で外観を眺めるのみとなりましたが、観光地として整備された場所とは違い、時間が止まった空間がそこにはありました。

初めて見る人は誰もが「なぜここにヨーロッパの古城が?」と驚く、歴史が好きな人、建築が好きな人、廃墟的な雰囲気が好きな人。きっと心に刺さる場所です。

廃墟美と歴史が交差する旧根岸競馬場一等馬見所の魅力を紹介します。


旧根岸競馬場一等馬見所

根岸森林公園は、根岸競馬場の跡地につくられた約19ヘクタールの雄大な公園。

ゴルフ好きの方は、ヨーロッパの古城?と驚く前に、ここはゴルフ場?と驚くのでは。
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1906年11月、9ホール、2473ヤード、パー33の「根岸コース」がレーストラックに囲まれた楕円形の土地に日本初の芝グリーンのゴルフ場が誕生。
戦後、米軍専用の9ホールとして復活するも、1969年11月に接収解除となりゴルフ場も閉鎖。

旧根岸競馬場一等馬見所に行くには、芝生広場からドーナツ広場方面に移動中、物々しいゲートの奥に、三つ塔が見えてきます。
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公園は米軍に接収されていた根岸住宅地区に囲まれており、一部分は接収解除されていなくフェンスやゲートがいくつか残っています。
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米軍施設があるから撮影禁止?
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物々しいゲートや撮影禁止の文字などを見ると、今は平和だが頭に戦争の文字が、、、

安心してください。商業目的の撮影が禁止されているとのこと。

>根岸森林公園での写真撮影について(公益財団法人 横浜市緑の協会)
無題

さて本題!ドーナツ広場に出ると、三つの塔がある建物の全貌が目の前に。
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近づくと、訪問したのが夏のこともあり蔦が青々しており歴史を感じました。
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正面の広場に案内板。
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設計は、山手111番館なども手がけてい横浜の名建築を多く手がけたアメリカ人建築家J.H.モーガン。蔦に覆われた重厚なレンガ造りと、天高くそびえる塔は、かつてこの地が社交界の華であった時代の名残。

現在は内部に入ることはできませんが、フェンス越しに見るその「寄せ付けない気高さ」が、建物をより神秘的に感じます。

北方に廻ると割れた窓など廃墟感があり、訪れた時はカラスの遊び場になっていました。

ランドマークタワーと並べて撮影できる場所です。
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少し遊具広場から降りると、真正面から見上げることができます。
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見晴台は、ベンチもあり展望も良く天気が良い日は、ここでの休憩がお勧め。
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アクセス情報

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・電車
JR根岸駅または山手駅から徒歩約15分

公園は丘の上になり、どちらの駅からでも坂を登ることになりますので、足元はしっかりと運動靴が良いです。
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・バス
根岸駅または桜木町駅から、市営バス21系統旭台、滝の上下車すぐ
横浜駅から、市営バス103系統旭台、滝の上下車すぐ

・駐車場
あり
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  • 根岸競馬記念公苑
備工事のため、現在は休苑・休館。再開は2029年頃の見込み。
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まとめ

横浜の日常の中に溶け込みながら、そこだけ別世界のような空気を纏っている旧根岸競馬場一等馬見所。

2025年、横浜市は歴史的建造物に認定。
耐震などの改修工事を行い、竣工100周年を迎える2029年に一般開放を目指す方針とされています。

>「旧根岸競馬場一等馬見所」を「横浜市認定歴史的建造物」に認定し保存活用していきます(横浜市)

どのように復元されるか楽しみですが、反面、現在の様に扉や窓がなく吹きさらしの廃墟感はなくなる気がします。
改修工事が始まれば、壁などはフェンスに囲まれるなどもあり、改修工事前に行くのが良いですよね。

単なる「古い建物」として片付けるにはあまりにも美しく、力強い。横浜観光のついでに、あるいは週末の散歩に、この「横浜の古城」を訪ねてみてはいかがでしょうか?




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