秋葉原の電気街から神田川を渡ってすぐ。一歩足を踏み入れると時が止まったような静寂に包まれる神社があります。それが、紹介する「柳森神社(やなぎもりじんじゃ)」です。
この神社の最大の特徴は、拝殿よりも低い位置に境内がある珍しい「下り宮(くだりみや)」の構造、そして何よりも迎えてくれる可愛らしくも神聖な「お狸様(おたぬきさん)」の存在です。
「たぬき=他を抜く」という語呂合わせから、勝負事や立身出世を願う参拝客が絶えないこの神社。なぜ、これほどまでに狸が愛されているのか? その裏には、徳川将軍家の生母・桂昌院にまつわる興味深い歴史がありました。
本記事では、柳森神社の見どころや御利益、そして都会のど真ん中で出会えるお狸様たちの魅力をたっぷりとご紹介します。「ここぞ!」という勝負どころを控えている方は必見ですよ。


鳥居からは、けっして広くない境内に色々な祠などがあることが分かります。
室町時代、太田道灌が江戸城の鬼門除けとして柳を植え、鎮守したのが始まりとされる歴史ある古社。





・商売繁盛・出世のご利益
・都心とは思えない静かな境内
秋葉原のすぐ近くにある静かな神社
秋葉原駅東口から、神田川に架かる神田ふれあい橋から川沿いに神社が確認できます。

鳥居の前に立つと本殿が見えない!階段を降りて参拝する「下り宮」という珍しい造りの神社。

鳥居からは、けっして広くない境内に色々な祠などがあることが分かります。

室町時代、太田道灌が江戸城の鬼門除けとして柳を植え、鎮守したのが始まりとされる歴史ある古社。
お狸様を祀る「福寿神」
柳森神社の境内には、いくつかの境内社がありますが、特に有名なのが「お狸様」と呼ばれる神様です。
境内には福寿神と呼ばれる狸の神様が祀られています。商売繁盛や出世、金運などのご利益があるといわれ、昔から多くの人が参拝に訪れてきました。

この狸の神様は、江戸時代の豪商が信仰していたことでも知られています。狸は「他を抜く(たぬき)」という語呂合わせから、出世や成功の象徴とされることもあるそうです。
鳥居の両脇には、狸の像があり、どこかユーモラスな雰囲気。思わず写真を撮りたくなるスポットです。


祠にも狸の置物が目に入ります。まるで守り神のように境内を見守っています。

日本の神社というと狐の神様を祀る場所が多いですが、狸を祀る神社はそれほど多くありません。その意味でも、柳森神社はちょっと珍しい存在です。
柳森神社の見どころチェック
お参りの際は、他のポイントにも注目してみてください。

- 拝殿

- 手水鉢と富士塚
入口階段をおりてすぐにある手水鉢は、神社のなかで最も古いもので元禄期のものではないかと考えられています。
また、 手水鉢の右手には千代田区指定文化財となっている富士講関連石碑群があります。



- 力石群

- 鏝絵(こてえ)
神楽殿の横を見ると鏝絵があります。入江長八の弟子の吉田亀五郎の弟子の作品ではないかと考えられています。


- 明徳稲荷神社と秋葉大神
所狭しと境内社が沢山あります。稲荷神社は五穀豊穣の神様ですが、秋葉神社は火を司る神様です。火災除け、災害除けの御利益があります。


- 金刀比羅宮
香川県琴平町の金刀比羅宮の主祭神である大物主神を祀る神社です。


- 御朱印
セルフでの押印する方法です。

まとめ
秋葉原の近くにある柳森神社は、お狸様を祀るちょっと珍しい神社です。
・秋葉原駅から徒歩約5分
・お狸様「福寿神」を祀る・商売繁盛・出世のご利益
・都心とは思えない静かな境内
東京には有名な神社がたくさんありますが、こうした小さく個性的な神社を巡るのも街歩きの楽しみのひとつ。
秋葉原に行く機会があれば、ぜひ「お狸様」に会いに柳森神社へ立ち寄ってみてください。きっと、少しユニークな参拝体験ができるはずです。
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