ANAマイラーにとって、2026年9月末はちょっと気になるニュースが続きました。
ANAが「ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)」の制度変更を発表した翌日、今度はJALが「JGCプレミア」の制度を大きく変更すると発表!
しかも、その内容はこれまでJGCプレミアの取得に必要だったJALグローバルクラブ(JGC)への入会条件を撤廃し、2027年からは搭乗実績だけで「JMBプレミア」を獲得できるというものです。
ANAマイラーとしては、「これはJALに乗ることも考えていいのでは?」と気になるところ。
さらにJALには、ANAマイラーからすると見逃せないメリットがあります。それが、ポイントサイトを経由してJAL航空券を購入できることです。
そこで今回は、JMBプレミアとはどのようなステータスなのか、ANAのSFC制度変更後にJALステータスを狙う価値があるのか、そしてJAL航空券とポイントサイトの相性について、ANAマイラー目線で考えてみます。

JMBプレミアとは?
まず、JMBプレミアがどのようなステータスなのかを整理してみましょう。
JALのステータスは4段階
JALには「FLY ON プログラム」という上級会員制度があります。毎年1月から12月までの1年間に獲得した「FLY ON ポイント(FOP)」や搭乗回数によってステータスが決まります。
JALのFLY ONステータスは、
- JMBクリスタル
- JMBサファイア
- JMBプレミア
- JMBダイヤモンド
の4段階です。
| JALステータス | 主な達成基準 | ワンワールド |
|---|---|---|
| JMBクリスタル | 30,000 FOP または30回+10,000 FOP | ルビー |
| JMBサファイア | 50,000 FOP または50回+15,000 FOP | サファイア |
| JMBプレミア | 80,000 FOP または80回+25,000 FOP | エメラルド |
| JMBダイヤモンド | 100,000 FOP または120回+35,000 FOP | エメラルド |
※JMBプレミアは2027年1月1日搭乗分からの新制度。80,000 FOPの場合は、そのうち40,000 FOP以上がJALグループ便、80回の場合は40回以上がJALグループ便という条件があります。
ここで注目したいのが、JMBプレミアとJMBダイヤモンドは、どちらもワンワールド・エメラルドということ。JALのステータスとしてはダイヤモンドの一つ下ですが、航空連合のステータスを見ると、JMBプレミアの時点でワンワールドの最上位ランクである「エメラルド」を獲得できます。ワンワールド加盟航空会社を利用する際には、ファーストクラスチェックインカウンター、優先手荷物、ラウンジなど、さまざまな特典を利用できます。
JGCプレミアから「JMBプレミア」へ
今回の変更で一番大きいのがここです。これまでの「JGCプレミア」は、所定のFLY ONポイントまたは搭乗回数を達成したうえで、JGCへの入会が必要でした。
ところが2027年1月1日搭乗分からは、このJGC入会条件が撤廃されます。そして、名称も「JGCプレミア」からJMBプレミアへ変更されます。
つまり、JGCカードを取得しなくても、80,000 FOP(うちJALグループ便40,000 FOP以上)または、
80回搭乗(うちJALグループ便40回以上)+25,000 FOPを達成すれば、JMBプレミアを獲得できる仕組みになります。
これはJALのステータス修行を考える人にとって、大きな変更です。
JMBプレミアでワンワールド・エメラルド
JMBプレミアの大きな魅力が、ワンワールド・エメラルドです。
ワンワールドには「ルビー」「サファイア」「エメラルド」という3段階のエリートステータスがあり、エメラルドはその最上位。JALのFLY ONステータスでは、JMBプレミアとJMBダイヤモンドがエメラルドに該当します。JALだけでなく、ワンワールド加盟航空会社を利用する人にとっても魅力的なステータスです。
JALに搭乗するもう一つの魅力「ポイントサイト」
そして、ANAマイラー目線でJALに搭乗するメリットとして、もう一つ注目したいのがポイントサイトとの相性です。
例えば「モッピー」では、現在もJAL国内線航空券の購入案件が掲載されています。
>JAL 国内線航空券の詳細 | ポイ活するならモッピー|ポイントサイトの副業で副収入・お小遣い稼ぎ
2026年10月1日時点では、JAL国内線航空券をモッピー経由で購入し、条件を満たすことで100ポイントが獲得できる案件が確認できます。対象運賃や支払い方法などの条件があるため、利用前には案件ページの確認が必要です。
また、JAL国際線航空券についてもモッピーに案件が掲載されています。こちらも対象運賃や購入方法などの条件があります。これはポイ活をしている人にとって、ANAと意外と大きな違いです。

>JAL 国際線航空券の詳細 | ポイ活するならモッピー|ポイントサイトの副業で副収入・お小遣い稼ぎ
JALの場合は、ポイントサイトを経由してJALの航空券を購入し、ポイントサイト側のポイントも獲得するという方法があります。
つまり、
JALのフライトマイル・FOPを獲得
+
クレジットカードのポイント
+
ポイントサイトのポイント
という形で、航空券購入を多重取りできるケースがあるわけです。
もちろん、すべての運賃が対象になるわけではなく、ポイントサイトの案件は掲載内容や還元条件が変更されることもあります。そのため、JALの航空券を購入するときは、いきなりJALの公式サイトを開くのではなく、まずモッピーなどのポイントサイトに案件が出ていないか確認するという習慣をつけておくとよいでしょう。
これはANAマイラーがJALを利用する場合にも、覚えておきたいポイントです。
SFC改悪後にJALステータスを狙うのか?
ここからが、ANAマイラーとして一番気になるところです。
2026年9月、ANAはSFC制度について新しい内容を発表しました。2028年4月からは、ANAカード・ANA Payの年間決済額によって「SFC PLUS」と「SFC LITE」に区分。
>ANA、2028年4月からSFC制度変更!PLUSとLITEの違いなどの変更内容まとめ
年間300万円以上ならSFC PLUSとなり、ANAラウンジ、5,000マイル、スターアライアンス・ゴールドなどのサービスが提供されます。一方、SFC LITEでも、国際線ではラウンジ利用が可能、国内線では混雑時を除いてラウンジ利用が可能という形に見直されています。したがって、「300万円使わなければSFCではラウンジに入れない」という話ではありません。
>SFC LITEは必要か?ANAラウンジ利用制限付きの罠!
こは注意しておきたいポイントです。
ANAのSFC PLUSとJMBプレミアを比較
それでも、年間300万円以上の決済を継続してSFC PLUSを維持することと、JMBプレミアを比較すると、考え方はかなり違います。
| ANA SFC PLUS | JMBプレミア | |
|---|---|---|
| 上級会員制度 | ANAスーパーフライヤーズカード | JMB FLY ONステータス |
| 条件 | ANAカード・ANA Pay年間300万円以上※ | 搭乗実績 |
| 必要なカード決済 | 年間300万円以上 | 不要 |
| 航空連合 | スターアライアンス | ワンワールド |
| 航空連合ステータス | ゴールド | エメラルド |
| JGC入会 | 不要 | 不要 |
| 主な特徴 | ANAの上級会員サービスを継続 | 搭乗実績で上位ステータス |
※SFC PLUSの区分判定は年間決済額に基づきます。100万ANAライフタイムマイル達成者には別の扱いがあります。
SFC PLUSの場合、年間300万円という金額は「費用」そのものではなく、ANAカード・ANA Payで利用する決済額の条件です。例えば日常生活の支払いをANAカードに集約している人なら、それほど大きな負担にならない可能性もあります。
一方で、年間300万円の決済を毎年維持することが難しい人にとっては、この条件は意識する必要があります。それに対してJMBプレミアは、基本的にカード決済額ではなく、1年間の搭乗実績で判定されるステータスです。
そのため、JAL便を多く利用する人であれば、カード決済額を増やすのではなく、飛行機に乗ることで上級ステータスを目指せます。
SFCはANAの「プラチナ」がベース
ANAマイラーなら、SFC取得のために「プラチナ」を目指した経験がある人も多いでしょう。ANAのSFC申し込み条件は、新制度でも「ダイヤモンドサービス」または「プラチナサービス」のステイタス獲得、もしくはANAグループ運航便で100万ライフタイムマイル到達となっています。
つまり、一般的なSFC修行では、ANAのプレミアムメンバー制度におけるプラチナサービスを獲得してSFCへ申し込むという流れになります。
一方、JMBプレミアはJALのステータス体系では、JMBサファイア → JMBプレミア → JMBダイヤモンドという位置付けです。しかも、JMBプレミアの段階でワンワールド・エメラルド。
この「航空連合のステータス」という視点で見ると、かなり面白い存在です。
ここは注意しておきたいポイントです。
なぜANAのSFC改定の翌日にJALが発表したのか?
今回、個人的に一番気になったのがこのタイミングです。
ANAがSFCの新制度を発表したのは2026年9月29日。その翌日の9月30日に、JALがJGCプレミアを「JMBプレミア」に変更し、JGC入会条件を撤廃すると発表しました。
もちろん、JALがANAの発表を受けて今回の改定を決めたとする公式な説明はありません。
したがって、ここからはあくまで私の憶測です。
考えられるのは、ANAがSFC制度を見直すことで生まれる「上級会員を目指すマイラー」の動きを、JAL側も意識しているのではないかということ。ANAはSFC PLUSという年間300万円の決済条件を設けました。これに対してJALは、JGCというカード会員制度を経由しなくても、搭乗実績だけでJMBプレミアを獲得できるようにする。
結果として、「カード決済ではなく、飛行機に乗ってステータスを獲得したい」という層にとって、JALの選択肢が分かりやすくなりました。
さらに、JAL航空券にはポイントサイトという別のメリットもあります。
航空券購入そのものについてポイントサイトの案件があるため、ポイ活をしている人なら、「JALに乗ってFOPを貯める+ポイントサイトでもポイントを貯める」という考え方ができます。この点は、ANAマイラーがJALへの乗り換えを検討するときに、意外と見逃せないポイントだと思います。
ただし、これはあくまで外部から見た推測です。JALの公式発表では、今回の変更について、JGCプレミアをよりJMBのFLY ONプログラムに即した名称・制度に整理することなどが説明されています。
そのため、「ANAのSFC改定を受けてJALが対抗策を出した」と断定することはできません。とはいえ、発表のタイミングと制度変更の方向性を考えると、ANAマイラーとしては非常に気になるニュースです。
まとめ
ANAマイラーとして今回のJMBプレミアを見て、特に注目したいのは、「JGCに入会しなくても、搭乗実績だけでワンワールド・エメラルドを獲得できる」という点です。
2027年1月1日搭乗分からは、これまでのJGCプレミアがJMBプレミアに変更され、JGC入会条件がなくなります。
必要なのは、
8万FOP(うちJALグループ便4万FOP以上)
または、
80回搭乗(うちJALグループ便40回以上)+2万5,000FOP
という純粋な搭乗実績です。
そして、その先にあるのがワンワールド・エメラルド。これはJALステータスを考えるうえで、大きなポイントになります。
ANAのSFCについては、2028年4月から年間決済額によるSFC PLUS/SFC LITEの区分が導入され、SFC PLUSには年間300万円以上のANAカード・ANA Pay決済が必要になります。もちろんSFC LITEも今回の見直しによって一定のラウンジ利用が可能になったため、単純に「300万円払わなければSFCのメリットがなくなる」という話ではありません。
それでも、年間300万円以上の決済をすることが難しい人にとって、搭乗実績だけで上位ステータスを目指せるJMBプレミアは、検討対象になり得ます。さらに、JALにはポイントサイト経由で航空券を購入できる案件もあります。
JAL国内線についてはモッピーで航空券購入案件が確認できるため、対象運賃などの条件を満たせば、JALに搭乗してFOPを貯めながら、航空券購入でポイントサイトのポイントも獲得するというポイ活ができます。
ANAマイラーにとっては、「ANAだけ」ではなく「JALにも乗る」という選択肢を考えるきっかけになるかもしれません。
特に、年間300万円以上の決済が難しいのであれば、JMBプレミアはJGC取得が必要なく、純粋な搭乗実績のみで、8万FOPまたは80回搭乗+2万5,000FOPを目指すことで達成可能。そして、その先には航空連合ワンワールドの最上位である「エメラルド」ステータスがあります。
ANAのSFC制度が大きく変わる今だからこそ、JALのJMBプレミアは、ANAマイラーにとっても注目しておきたいステータスと言えるでしょう。
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